こんにちは「借金問題解決ナビ」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
借金の返済が厳しくなってくると、国が認める借金救済措置である債務整理の手続きを検討する方も多いと思います。しかし、債務整理の手続きを専門家にお願いするにしてもある程度の手続き費用が必要になります。
今回のコラムでは、債務整理の手続き費用の相場について、また債務整理の手続き費用が用意できない場合の対処法についても債務整理に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
この記事を読むと、債務整理の手続き費用の相場についての正しい知識を身に付きますので、ぜひ最後までお読みください。
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任意整理、個人再生、自己破産のそれぞれの費用の相場を解説します！
今月の返済ができなくなると債務整理を検討する方も多いと思いますが、その債務整理の手続きを弁護士や司法書士にお願いするにもある程度の費用が必要になります。そして、債務整理の手続きには、いくらぐらいかかるのか？また、債務整理の手続き費用を支払えるのかが心配になる方も多いと思います。
債務整理を検討する人の多くは、ご自身の手元にお金がないのが当たり前ですが、債務整理した人はどうやって手続き費用を捻出したのでしょうか？実は、債務整理するのにご自身の手元にお金がなくても依頼ができる方法があります。
今回のコラムでは、債務整理の手続き費用の相場について、また債務整理の手続き費用が用意できない場合の対処法についても債務整理に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
債務整理の手続き費用の相場はどのぐらいかを解説します。
債務整理は、インターネット上の広告などでは国が認める借金救済措置という呼び方をされて、借金の利息をカットしたり、借金そのものを減額したりなくしたりする手続きです。
債務整理の手続きには、任意整理、個人再生、自己破産の３種類があり、それぞれの手続きでかかる費用にも大きな違いがあります。
任意整理の費用の相場
まず、任意整理の手続き費用の相場になりますが、大体１社あたり４万円から６万円程度が相場になります。しかし、インターネットやYoutube動画などでよく見かかる事務所などは広告代理店と一緒に組んで運営をしており、かなり広告費がかかっていますので、任意整理の費用も驚くほど高額になることがあります。先ほどの手続き費用以外にも顧問料、管理料、通信費といったプラスの費用がかかってくるケースもありますし、借金の金額によって費用を変えている事務所もありますので、任意整理の費用の総額は必ず事前に確認するようにしましょう！
個人再生の費用の相場
次に、個人再生の手続き費用の相場になりますが、手続き費用の総額でおおよそ４０万円から６０万円程度になり、住宅ローンがある方で住宅ローン特則を利用する場合は追加で費用がかかります。事務所によっては手続き費用の半額を着手金として必要な事務所もありますが、個人再生の手続き費用の全額を分割払いで対応してくれる事務所もあります。当たり前ですが、個人再生の半額を着手金として用意するのは難しいので、個人再生の費用を分割払いで対応してくれる事務所に依頼するようにしましょう！
また、個人再生の手続きでは裁判所に収める費用が１５万円から２０万円程度かかるケースもあります。この費用は個人再生の手続きを進めていく上で選任される再生委員に対する報酬になり、必ずかかるわけではありませんが管轄の裁判所の運用や申立人の状況によって必要になるケースもあります。
自己破産の費用の相場
最後が、自己破産の手続き費用の相場になりますが、手続き費用の総額でおおよそ３０万円から６０万円程度になり、管財事件になる場合は追加で費用がかかる場合があります。事務所によっては自己破産の手続き費用の半額を着手金として必要な事務所もありますが、自己破産の手続き費用の全額を分割払いで対応してくれる事務所もあります。当たり前ですが、自己破産の半額を着手金として用意するのは難しいので、自己破産の費用を分割払いで対応してくれる事務所に依頼するようにしましょう！
自己破産の手続きでは裁判所に収める費用が数万円かかりますが、もしご自身が価値ある財産を所有している場合は裁判所に収める費用が５０万円程度必要になるケースがあります。
債務整理の費用が用意できないときの対処法を解説します。
債務整理の手続き費用は「分割払いを利用する」「債権者への支払いを一時ストップさせる」「法テラスを利用する」などの方法で解決することができます。
そもそも、借金の返済に困って債務整理をしたいわけですから、手続き費用を一括で支払える人はほとんどいないと思います。債務整理をしたいけど手続き費用が準備できないのであれば、以下の対処法で解決することができます。
手続き費用の分割払いを利用する
今でも債務整理の費用の半額を着手金として要求する事務所もありますが、最近では債務整理の手続き費用の分割払いに対応している事務所も多くなっています。一般的な事務所の場合は、だいたい１年程度の期間で個人再生や自己破産の費用の分割払いに応じてくれる事務所があります。その手続き費用の積み立てが完了してから個人再生や自己破産の手続きを進めるといった流れになります。
債権者への支払いを一時ストップさせる
弁護士もしくは司法書士に債務整理の手続きを依頼すると、債権者への返済を一時的に止めることができます。債務整理の依頼を受けた弁護士や司法書士は相手の業者に対して受任通知を送付します。その受任通知を受け取った業者は、その時点から本人に対して請求や督促といった取り立てをすることができなくなります。また、債務整理の手続きが完了するまでの間は今までの返済もストップいたしますので、その浮いた分のお金を手続き費用に充てることが可能になります。
法テラスを利用することで分割払いができる
「法テラス」を利用して債務整理を依頼すると、一般の相場の３分の１程度の費用で依頼することができます。国によって設立された法テラスは、お金がない人や生活保護を受けている人が利用できるよう安く債務整理の費用が設定されています。
ただし、法テラスは誰でも利用できるわけではなく、一定の収入と資産が基準になり、単身者の場合は月収１８万２千円以下で所有している資産が１８０万円以下という利用条件があります。
当コラムを運営する「借金問題解決ナビ」では、借金のお悩みを解決するための無料相談を受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用してご自身の借金問題を解決していただきたいと思います。
ここまでで、今回のコラム「債務整理の費用の相場はどのぐらい？お金がない場合の対処法も解説！」のテーマの解説は以上になります。
それでは、久我山左近でした。
